アースホッパーで広がる世界 スキーからMTBまで、一枚のパスで楽しむ

こんにちは! くんさんこと山田雄平です。
 
これまでスキーのライダーとして、写真や映像制作を中心に、雑誌、フルパートの映像作品を数多く発表してきました。また、スキーに留まらず、スケートボードやスノーボードの世界でもカメラマンとして活躍しています。
 
競技としてのフリーライドが日本で注目を集め始めたのは、私が30代になってからです。初めは純粋に自分の楽しみとして競技に参加していましたが、2023年はキャリアに大きな節目が訪れました。フリーライドワールドツアー(FWT)のトップカテゴリーとの入れ替え戦、FWTチャレンジャーシリーズの出場権を得て、ヨーロッパへ遠征したのです。
 
 
これからは、表現活動を続けつつも、フリーライド競技に焦点を合わせ、チャレンジャーやさらに上位のFWTカテゴリーへの出場を目指しています。
現在はオフトレーニングに、マットジャンプ、ロードバイク、インラインスケート、そしてマウンテンバイク(MTB)を取り入れています。特にMTBは、30代になってから始めた新しい挑戦です。
 
 
かつてアメリカでスキーをしていた時、MTBはスキー場の夏の定番アクティビティとして親しまれており、多くの仲間が夏にMTBを楽しんでいました。中にはプロのMTBライダーもおり、いつの日か彼らと共にライディングすることを夢見て始めました。今は会うことがなかなか難しくなってしまいましたが、スキーもMTBも続けている限り、再び一緒にセッションできる日が来ることを信じています。
 
フリーライドにおいても、エアマット施設でのジャンプ練習といったフリースタイルのトレーニングが不可欠です。しかし、競技における滑りの感覚をさらに磨くには、MTBが非常に有効です。私自身、フリーライドに本格的に取り組むようになってからMTBの価値を強く感じています。
 
 
瞬間的に地形を読む空間把握能力、スピードを出したときの動体視力、そして隠れた岩や木の根に対応するバランス感覚と緊急回避の瞬発力。夏でもこれらの滑走感覚を鍛えることができます。
 
私も子供の頃のオフシーズンは、ただひたすら冬の到来を待ちわびる時期でした。「早く冬になってスキーがしたい—」そんな一心で、時が過ぎるのをただ待っていたものです。マットジャンプ施設で夏でもスキー自体はできるようになりましたが、夜のドライブが増えたり、滑走感への欲求を隠すことはできませんでした。
 
MTBを始めてからは、その渇望感が昔ほど強くなくなり、シーズンオフにも身体と心を鍛え、より良い状態で冬を迎えられるようになりました。
 
 
MTBは一般の方にとっても、スキーやスノーボードと異なる環境で、滑っているときに近い感覚を体験できるため、オフシーズンにおける非常に良いトレーニングの一つです。
 
ハイキングやランニングのようにクロスカントリーを楽しむこともできますし、登りが得意でない方やスリル満点の下りを好む方であれば、電動のE-bikeやゴンドラを使ったダウンヒルなど、いろいろなスタイルで楽しむことができます。
 
MTBは、自然と共に四季を感じながら楽しめるアクティビティです。スキーやスノーボードが冬から春にかけての楽しみであるのに対し、MTBは春の新緑から始まり、夏の緑深い森林を駆け抜け、秋の紅葉が彩るトレイルまで、3シーズンにわたって楽しむことができます。
 
 
太いタイヤを履いたファットバイクを使えば砂浜や積雪の上でもMTBを楽しめます。それぞれの季節に特有の自然の美しさがあり、MTBではそのすべてを経験することができるのです。一年を通じてアウトドアを楽しみたい人々にとって、MTBは理想的な選択肢です。
 
 
自転車はその用途や好みに応じて様々な車体や部品が選べ、カスタマイズの楽しさがあります。お金をかければかけるほど高性能な自転車を組み立てることができますが、スキーに比べれば私の自転車への出費はずっと控えめです。 私はスキーをシーズンごとに乗り潰すほどですが、自転車はまだスキルと頻度が低いため、そこまでの消耗はありません。MTBはそのコストパフォーマンスの良さも含め、新しい楽しみを提供してくれます。
 
自転車選びは、確かに多様な選択肢と情報があるため、スタートする際にはある程度の手間がかかります。通勤通学用の普通車を扱うお店とスポーツ車を専門に扱うお店では、商品のラインナップが異なり、提供されるアドバイスも変わってきます。 また公共のトレイルでは、その場所に根ざしたローカルルールが存在する場合も多く、初心者には少し難しいかもしれません。
 
そこで、MTBを始める際には、アースホッパー提携の施設でのレンタルが理想的です。初期投資を抑えながらMTBを体験できます。
 
魅力を感じたら、その施設で地域の専門店を紹介してもらうと良いでしょう。私の場合、お店での情報提供やツアー参加を通じて仲間ができ、MTBの魅力をさらに深く知ることができました。MTBは特別な施設やトレイルがなくても楽しめますが、地元の専門店の知識があれば、より安全で満足度の高いライディングを楽しめます。
 
 
アースホッパーは、スキーやスノーボードにとどまらない「アーススポーツ」の世界へと私たちを導きます。一緒に四季折々の自然の美しさを感じながら、心躍るライディングを共有しませんか?
 
アースホッパーと共に新しいトレイルを切り開き、ワクワクするような冒険に一歩踏み出しましょう!
 
 

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