アースホッパーとフリーライドの相性が最高だと言える理由

 
今年のシーズンが本当に残りわずかになってきました。毎年この時期は雪が溶けていくのを見て寂しい気持ちになります。雪不足と言われたシーズンでしたが、スキー場の方々の努力により、まだ滑れているところもあるので、ゴールデンウィークくらいまで粘りたいなと思っています。
 
唐突ですが、僕が意識していることを少し話します。今年のシーズンが終わればまた次のシーズンが数カ月後にやってきます。「もう、来シーズンの話?」と突っ込まれそうですが、来シーズンのことを考える時、この話が頭の片隅に薄っすら残っていれば幸いです。
 
僕はシーズンの頭に大きな目標を立てるタイプではないですが、1つ決めていることがあります。それは「新しいことに挑戦する」ということです。言い換えると「去年と同じことを繰り返さない」ということを心がけています。
 
人間なので歳を重ねるごとに「慣れ親しんだ環境で毎年恒例の気持ちいい滑りをしたい」みたいな方向に傾きがちです。意識高い話ですが、上手くなりたいと思っている人ほど自分のセーフティーゾーンを出て新しい場所で滑ってみたり、違う仲間と滑ってみて新しい刺激を常にを得るのが大事だと思います。
 
フリーライドでできた仲間たち
フリーライドでできた仲間たち
 
新しいことに挑戦するという意味で、フリーライドは挑戦の1つとしてオススメです。僕は昨年からFreeride World Tour(FWT)が主催するフリーライドの大会に出場していて、日本で行われる大会はこの2年間全てにエントリーしています。
 
実はフリーライドとアースホッパーは相性がいい組み合わせです。理由については後ほどお話します。また、FWTとアースホッパーの運営会社が同じこともあり、開催地がアースホッパー提携スキー場であることも魅力です。
 

フリーライドとは?

「フリーライド」とは、スキー・スノーボードのジャンルのひとつ。シンプルに説明すると”スタートとゴールだけが決まっていて、滑る場所も滑り方も全て自由”というフォーマットです。フリーライドというと、険しい場所やエクストリームな場所を滑って飛ぶ超人たちの遊びのようなイメージがありますが、実際はそんなことはありません。
 
スタートとゴールだけ決まっていてあとは全て自由なので、力量に合わせた滑りを自分のペースで調整できます。むしろ様々なジャンルがある中で幅広いレベルの人が一番楽しめるフォーマットだと思っています。
 
 

フリーライドとアースホッパーの相性

2年間フリーライドの大会に出てみて大事だなと思ったことが1つあります。それは、普段からいろんなゲレンデを滑ることです。なぜいろんなゲレンデを滑る必要があるかというと、フリーライドは滑りの経験値が問われる場面が多いから。
 
もう少し具体的に説明すると、大会は目視で斜面をチェックして1回勝負。また、コースは非圧雪なのでコンディションは選べません。そうなってくると、地形を選択する目を養わないといけないので、今まで滑った斜面の種類が多ければ多いほど状況に合わせて対応ができるようになります。
 
いろんなゲレンデを滑って経験値を積むとなると、共通リフト券やシーズンパスという括りの中ではアースホッパーが日本で一番最適なパスだと個人的に思っています。
 

フリーライドが楽しいアースホッパー提携スキー場

フリーライドに必要な要素は、幅広い斜面と滑りごたえのある非圧雪の斜面。提携スキー場の中で、僕が滑ったことがあってフリーライド力が養われると思ったところを紹介します。
 

舞子スノーリゾート

毎年、FWTの大会開催地になっている舞子スノーリゾート。大会にランク分けがあるのですがTOYO TIRES FWT QUALIFIER1* MAIKO 2023は、一番低いランクに指定されていて、非圧雪斜面を滑り降りることができれば誰でも参加ができます。
 
大会の斜面はフリーライドのデビューに最適な場所が選択されているので、まずはここでエントリーしてみるといいでしょう。昨年はぶっつけ本番で望みましたが、今年はアースホッパーを使って本番の少し前に大会斜面の下見に行きました。
下見のときはアースホッパーを使いました
下見のときはアースホッパーを使いました
コースは普段から開放されている斜面
コースは普段から開放されている斜面
今年は3位でした
今年は3位でした
 

赤倉観光スキー場

 
最長4,000mのロングコースとゴンドラ1本で非圧雪、パーク、地形を滑ることができるので効率よくフリーライド力を鍛えられます。妙高山系は豪雪地帯なので、豊富な降雪量と良質なパウダーがコース内でも楽しめます。今年は雪解けが早くて4/9で営業が終了してしまいましたが、例年はもう少し長く営業しています。
 
この斜面の1番をパウダーフリーク達は狙う
この斜面の1番をパウダーフリーク達は狙う
晴天の日ももちろん最高だ
晴天の日ももちろん最高だ
 

白馬八方尾根スキー場

今年はTOYO TIRES FWT QUALIFIER4* HAKUBA 2023の開催に併せて、2/4(土)〜10(金)の期間限定で白馬八方尾根スキー場でアースホッパーの利用が可能になりました。
 
八方尾根スキー場といえば長野オリンピックが開催できるほどの素晴らしい斜面と豊富な降雪でできた地形に恵まれており、フリーライドに必要な要素がたくさん詰まった魅力あるゲレンデです。来年もアースホッパーで利用できるといいですね。
 
非圧雪で滑りごたえのあるおむすびフリーライディングエリア
非圧雪で滑りごたえのあるおむすびフリーライディングエリア
咲花エリアの北尾根には地形を活かしたHAPPO PARKS NATURESがあった
咲花エリアの北尾根には地形を活かしたHAPPO PARKS NATURESがあった
早起きすれば朝イチのピステンバーンも極上だ
早起きすれば朝イチのピステンバーンも極上だ
Snow Peak LAND STATION HAKUBAではFWTの歴史の展示があった
Snow Peak LAND STATION HAKUBAではFWTの歴史の展示があった
 

ロッテアライリゾート

最後に紹介するのはロッテアライリゾート。TOYO TIRES FWT QUALIFIER 3* ARAI 2023の開催地であり、エリア屈指のスケールを誇るスキー場です。
 
なんといっても魅力なのは、スキー場のコース選択の自由度です。行き届いたアバランチコントロールのおかげで、普通のスキー場ではなかなか滑れないような急斜面かつ、バラエティに富んだ地形を滑ることができます。基本的に非圧雪斜面が多く、一日しっかり滑れば筋肉痛間違いなし。「This is フリーライド」と言わせてください。笑
 
ハイシーズンは平日でもパウダーを求めて長蛇の列ができるので、なんとしてもファーストトラックを狙いたい方は、アースホッパーにプラス2,000円を支払ってファーストクラスリフト券に変更することもできますよ(僕はしました)。
 
大会斜面のマムシ
大会斜面のマムシ
上から大会斜面をチェックする選手たち
上から大会斜面をチェックする選手たち
膳棚も滑りごたえのある斜面
膳棚も滑りごたえのある斜面
ついに念願の優勝を果たしました
ついに念願の優勝を果たしました

最後に

スキー・スノーボードはいろんな楽しみ方があって、どう楽しむかは人それぞれです。自分の経験から話をしたくて、今回は新しい挑戦の形としてフリーライドを紹介しました。
 
フリーライドは必ずしも大会で競う必要はなくて、仲間内で「あの斜面だれが一番かっこよく降りれるか勝負しようぜ」みたいな楽しみ方でも十分だと思います。本来はそれくらい敷居が低いところから始まったものだったと思います。その先に「力試しをしてみたいな」みたいな感情が生まれれば、ぜひ大会に参加してみてください。FWTより敷居の低い大会もあるので、自分のレベルに合わせて一緒に楽しみましょう。
 
冒頭で毎シーズン新しいことに挑戦するように心がけていると話しましたが、このパワーアースホッパーの活動は自分にとって新しい挑戦でした。短い期間でしたがひとまず僕の記事はこれで完結です。雪山でもし見かけたら気軽に声をかけてください!セッションしましょう!
 
アースホッパー公式Twitter https://twitter.com/earth_hopper
アースホッパー公式Instagram https://www.instagram.com/earthhopperpass/
 
 
 

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