東北育ちのアースホッパースタッフ直伝!車なしで行く東北ホッピングモデルコース

アースホッパーライフ、楽しんでますか?
 
ハイシーズンを迎えた今、アースホッパー運営事務局がオススメするのはズバリ、東北!
 
「東北は遠いしよくわからないから群馬、新潟、長野あたりでいいかな・・・」 「行ったことはあるけど、もっと別の楽しみ方を開拓したい!」 「せっかくアースホッパー買ったし、今年こそ東北に行こうかな」
 
なんて思っているホッパーのみなさん!
 
東北には北海道並みのパウダースノーを楽しめるスキー場はもちろん、地元食材を使ったご当地グルメや知る人ぞ知る温泉など、他の地域にはない魅力がいっぱいです。
 
そこで今回は、東北生まれ東北育ちのアースホッパースタッフである佐々木フィールドマネージャーに、その魅力を語ってもらいました!
 

スタッフプロフィール

佐々木 翔平
東北地方出身。9年間スキー場業界に従事。夏油高原スキー場において、ツリーランエリアの新規開拓やコースの造成、プロモーション業務を担当。休日には全国のスキー場を視察し、その数は70ヶ所以上にのぼる。冬は ADDress というサブスクを活用し全国の雪山を巡業し、夏は東北のサーフポイントの側で生活している。
現在はアースホッパーを運営する株式会社Pioneerworkに所属し、スキー・スノーボード人口の増加を目標に、フィールドマネージャーとして全国の現場を回りながらアーススポーツの楽しみ方を提案している。
 

魅力あふれる東北へ、その一歩を押してあげたい

 
──ズバリ!東北のスキー場の魅力は?
どのスキー場も北関東や信越と比べると空いていて、リフト並びも少なく快適なところが魅力ですね。そして北海道に負けないパウダースノーが楽しめるのに、気温が低すぎない!これは東北ならでは。北海道ほど寒くならない絶妙な気温なので、リフトで凍える心配もありません(笑)。
 
「滑るのは大好きだけど寒さがつらい・・・」なんていう初心者の方や、スキー・スノーボードデビューの方にもオススメです!
 
東北の雪は軽くて細かい極上のパウダースノー!気温が同じくらいの新潟方面では湿気を多く含んだ重たい雪が降りますが、東北ならではの雪質の違いもぜひ体感していただきたいです。
 
──上級者でも楽しめますか?
もちろん!上級者の方にオススメしたいのはツリーランですね。2020年頃から、東北でも夏油高原スキー場を筆頭にツリーランのコースが充実してきています。ツリーランエリアや非圧雪のコースは、天気や風の状態でコンディションが大きく変わるのが魅力。
 
天気予報とにらめっこしながら予定を立てるのも楽しいですし、行くたびに新たな発見があるので何度もリピートしたくなるはずです!
 
──首都圏からのアクセスは?
“東北は遠い”というイメージがあると思いますが、実は首都圏からのアクセスは白馬エリアとそんなに変わらないんです。車がなくても新幹線やスキー場のシャトルバスがあるので4時間くらいで行けちゃいます。それでいて、どのスキー場も混雑が少ない。まさに穴場ですね!
 
ちなみに、アースホッパー会員様に聞いた「行ったことがないけど今年は行ってみたいスキー場」ランキングでも、東北のスキー場(夏油高原スキー場、安比高原スキー場)が上位にランクインしています。
 
東北に興味はあるけど、一歩が踏み出せない方がまだまだ多いんだなあと実感しています。
そんな方にも今シーズンはぜひ東北に足を運んでもらいたいです!
 
──東北を訪れる際の注意点は?
車を利用する方は強風に要注意です。特に岩手と宮城の県境辺りは地吹雪で通行止め、なんてこともあるので、道路情報や天気予報をこまめにチェックしてお越しください!
 
 
初めての方もご無沙汰さんも、今年こそ東北へホッピング!アースホッパースタッフ 佐々木がオススメする、車なしでも楽しめるモデルコースをご紹介します。
 

Day.1 東京駅 〜 夏油高原スキー場 〜 盛岡駅

1日目は “行きたいゲレンデNo.1” の夏油高原スキー場です。新幹線の駅からシャトルバスもあり、アクセスも抜群◎
 
宿泊用の荷物はあらかじめホテルに発送しておくとラクですよ。
 

夏油高原スキー場

<ゲレンデ基本情報>
岩手県南部の北上市にある東北を代表するスキー場。
東北新幹線 北上駅からバスで約50分とアクセスも良好。
日本最大級を誇る降雪量と広大なツリーランエリアが特徴。
コース数リフト数標高差
14本5本430m
──スキー場の特徴を教えてください
スキー場全体がすり鉢状をしていて、どのコースを滑ってもリフト乗り場に戻ってくるので迷子になりにくいです。
 
あとは効率よく滑れますね。リフトの数は5本とそれほど多くはないですが、乗り場までスムーズにたどりつけるので1日に何本も滑りたいという方には嬉しいと思います。
 
──オススメのコースは?
夏油高原スキー場の代名詞でもあるツリーランエリアです。
 
今でこそツリーランエリアを開放しているスキー場は多くなりましたが、その先駆けだと思っています。
 
しかも4段階でレベル分けされているというところが、他のスキー場にはない特徴ですね。ツリーランに挑戦したくても、自分のレベルがどれくらいなのかわからない方も多いと思うんです。
 
でも、難易度別に分かれていると初心者の方でも無理なくチャレンジできますし、もっと上を目指したいっていう気持ちになりますよね。ツリーランを始めるならまずは夏油高原から!っていう感じです。
 
──いろいろな楽しみ方があるんですね
そうですね。天候が悪いときはツリーラン、良いときは通常のコースという使い分けができます。
 
さらにその中でも難易度別に分かれているので、本当にバリエーションが豊富。技術や好みのスタイルに関係なく、どんな人でも自分に合った楽しみ方が必ず見つかるはずです。
 

夏油高原温泉 兎森の湯

ここの魅力はなんといってもゲレンデ直結!タオルなどはレンタルできるので、ウェアのまま温泉施設に直行してもOK。この便利さを味わうと病みつきになります!
 
豪雪を楽しんだ後の天然温泉は疲労回復にもってこいです。
 

ホテルメトロポリタン盛岡

盛岡駅直結なので荷物が多くても安心!アクセスの良い盛岡にステイすれば、翌日のスキー場選びの選択肢がぐーんと広がります。
 
また、盛岡市はアメリカのニューヨーク・タイムズ紙「2023年に行くべき52カ所」にて、ロンドンに次ぎ2位に選出されるほど魅力が溢れる街です。名物のわんこそば、季節を存分に味わえる城跡公園、唯一無二のコーヒーを提供するロースターカフェ…。盛岡ならではのご当地グルメや観光地をぜひご堪能ください!
 

盛楼閣

盛岡を代表する人気の焼肉店。盛岡駅の目の前にあり予約は必須です。
 
焼肉を満喫した後に絶対食べてほしいのが冷麺。東北ならではの食ルーティンをぜひ体感してみてください。
お腹いっぱいになったところで1日目が終了です。
 

Day.2 盛岡駅 〜 安比高原スキー場

盛岡からのアクセス圏内には6箇所のゲレンデがありますが、そのうちアースホッパーの対象となるのは「安比高原スキー場」「八幡平リゾート(パノラマ・下倉スキー場)」「たざわ湖スキー場」。
 
近隣に3ヶ所のスキー場があるので、もし今回ご紹介する安比高原の天候が急に悪くなってしまっても心配ご無用。そんなときは下倉スキー場に行ってみるのもアリです。ここはリフト運行率が驚異の99.4%!
 
他のスキー場が強風で軒並みリフト運休となった場合でも、下倉スキー場のリフトだけは動いているので心強いです。
 
天気予報では岩手県全体が強風なのに、下倉スキー場だけはまったく風が吹いていないことも。気まぐれな天候に応じて、臨機応変に行き先を選べるのもアースホッパーの魅力です。
 
※八幡平リゾートはパノラマスキー場と下倉スキー場に分かれており、アースホッパー1回分でどちらも滑走可能です。両スキー場間は無料シャトルバスで移動ができます。
 
 

安比高原スキー場

 
<ゲレンデ基本情報>
岩手県八幡平市にある東北最大級のスキー場。東北新幹線 盛岡駅から直通バスで約50分。
全国屈指のビッグスケールなゲレンデと極上のパウダースノーが特徴。
コース数リフト数標高差
21本13本620m
 
──スキー場の特徴を教えてください
とにかく広い!1日ではすべてのコースを滑り切れないくらいの規模なので、途中で飽きることはありません。
 
21あるコースは、圧雪・非圧雪それぞれ好みに合わせて楽しめますし、初心者向けから上級者向けまでレベルに合わせて選べます。
 
コース以外では、レストランや休憩施設の規模も東北エリアでの中でも頭ひとつ抜けていますね。スノーリゾートとして完成されている印象です。
 
──オススメのコースは?
西森ゲレンデにあるツリーランエリア「Attack」です。上級者コースなんですが、寒波などの条件が揃った時の雪質は、まるで羽毛のようでした。本当に軽くて、踏んでるか踏んでないかわからないくらい。北関東や信越ではまず体感できない感覚ですね。
 
北海道と変わらない雪質でいて気温が低すぎないという理想的な環境です。腕に自信がある方はぜひトライしてみてください!
 

ANAクラウンプラザリゾート安比高原

温水プール、アスレチックジム、大浴場、プラベートスパなど幅広いゲストのニーズにマッチする、安比高原のランドマークホテル。
 
星空を眺めながら、露天風呂で一日の疲れを癒すのは格別です。下倉スキー場まで30分なので、ホッピングのしやすさも◎。
 

Day.3 安比高原スキー場 〜 東京駅

3日目は早起きしてゲレンデに直行!前日に回れなかったコースへ行くもよし、ツリーランエリアに挑戦してみるもよし。夜のうちに降雪があれば、非圧雪コースでパウダーをいただくのもよし!
 
パウダースノーのタイムリミットは午前中いっぱい。悔いのないよう安比高原スキー場を滑り尽くしましょう!
 
 

旅の最後はゲレ食を堪能

東北ホッピングの締めには、安比高原スキー場のゲレ食がオススメです。
 
安比プラザ2Fにあるフードコートでは、広々としたスペースに地元岩手の郷土料理やゲレ食定番のラーメン、さらには本格インド料理まで盛りだくさん。豊富なメニューを目当てにやって来る人も多いとか。
また、天候やゲレンデコンディションによっては、下倉スキー場を訪れる場合もあると思います。そんなときに食べてもらいたいのは、名物の自家製シナモンロール。下倉湧水で淹れたコーヒーと相性抜群です。
 
センターロッジ 1階「パウダーステーション」で販売していますが、お昼にはなくなってしまうほどの人気商品のため、お買い上げの際はお早めに。
 
今回紹介したモデルコースのように、盛岡を拠点にすれば車がなくても2泊3日のホッピングを満喫できるのも東北エリアの魅力です。
 
少しでも「行ってみたい」と思った方は、ぜひ一度足を運んでみてください。きっと「また行きたい」と思える体験に出会えるはずです!
 
※各スキー場のシャトルバスは乗車人数に限りがあります。1日の便数も限られているため、早めに到着して並んでおくことをおすすめします。
 
 

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